光箱の家
狭小住宅/ピアノ室/バルコニー/
ガラスブロック
新築 東京都大田区
敷地面積
94.89㎡
建築面積
54.24㎡
延床面積
126.38㎡
構造
地下1階RC造+1,2階木造
竣工
2015年12月
構造設計
構造設計工房 デルタ
施工
株式会社 晃栄ホーム
撮影
株式会社 アトリエあふろ、大塚 泰子

「光箱の家」
光箱の家は、外からの視線をゆるやかに遮りながら、家のどこにいても光と風を感じられる“光の器”のような住まいです。
2台の車を停められるビルトインガレージは、
天井にあしらったウッドルーバーが落ち着いた雰囲気をつくります。
その奥に玄関を設け、その脇に木漏れ日のある小さな森のような一坪の庭をつくりました。
1本の高木が2階のバルコニーへのびて季節ごとに変わる葉の色が、暮らしに静かな彩りを添えます。
2階に広がるLDKはこの家のいちばんの“光箱”。
大開口のサッシをあければ、バルコニーと室内がひと続きになり、
外にいるようで、室内のような、心地よい曖昧さが広がります。
視線をゆるやかに遮るために設けたガラスブロックの壁は、
人目を気にせずキラキラとした光をつくり、住む人を安心感を与えます。
光が揺れ、風が通り、“過ごす時間そのもの”が豊かに変わっていく空間です。
そしてこの家には、地下があります。
家族の音楽室と夫婦の寝室を配置しました。
ドライエリアからは自然光がふんわりと届き、地下でありながら驚くほど明るくする効果があります。
奥様のピアノ教室がひらかれる音楽室は、生活音から守られながらも自然の気配を感じる場所です。
光箱の家は、光と風の通り道を丁寧に編み、
視線の抜け、陰影、素材のやさしさを重ねることで、落ち着きと軽やかさを両立した住まいです。
外と内、上下階、暮らしと自然。
その境界をふわりと溶かしながら、家族の時間をやわらかく受けとめる“光の箱”。
この家に差し込む一筋の光が、暮らしをそっと整え、心を静かに満たしてくれます。











